浪岡剛 松枝久恵 是友弘子 田村華世 石田幸栄    

                                                                          

 中澤和宏(なかざわ かずひろ)さん  1973年12月生まれ

 

 

                     1994年にはり・灸・マッサージの国家資格を得て、

                     2008年に東洋はり医学会に入会。

 

 

                   東洋はり医学会札幌支部の総務部長を努められています。

 

 

                   現在は札幌市北3条西2丁目(東急デパートの向かい)

                 鍼灸(しんきゅう)・マッサージ治療院の中堅の治療家。

 

 

 

 

この道約20年、中澤先生は鍼灸治療家の腕を磨いて来られました。本日は休日を利用して、友人の治療室に研究・情報交換に来られた機会に便乗してインタビューさせていただきました。

 

Q:東洋はり医学会札幌支部の総務部長という重責を担っておられますね。どのようなことを目指しておられますか?

A:いやぁー、だいそれたことでなく、多少周りの気配りができれば務まると思い、会員メンバーがスムーズに勉強できる環境づくりに協力できればと。

 

 

Q:“気配り”にたけているんですね。中澤先生はご出身はどちらですか?

 

 

A:道南の乙部町生まれなんです。10歳の時から視力が低下し、函館市の盲学校で寮生活をしながら過ごしてきました。鍼灸・マッサージの資格取得は札幌で勉強しました。

 

 

 

 

 

Q:早くから親元を離れ独立してきたんですね。集団を導くには適任かも…。ストレートで鍼灸・マッサージの道を進んで来られたんですか?

 

A:はい、寮生活で集団の活動で慣れているせいか、「この道で進む・・」と鍼灸専門学校を目指した時から、社会に出る際も余り抵抗感ありませんでした。、前向きな気持ちだった気がします。楽天的な性格かも知れません。最初は札幌市内の病院の物療科でリハビリを担当し、その後現在の治療院に勤務しています。

 

Q:約20年の治療家人生で、15年経ってこの東洋はり医学会に入会されたというのも、割と時間がたっているというか…何か思うところがあったのですか?

 

A:ええ…、最初はマッサージで身を立てようと思って訓練してきたんです。ただ、鍼灸の資格を取ったのだから、それを活かすことで患者さんの対応力に幅が広がらないか…と漠然と思ってもいました。、専門学校の同級でボクより先に鍼灸の経絡治療(東洋はり医学会)を勉強していた先生(同級といっても年齢はボクよりずっと上の)から「一度聴講に来てみないか!」って誘われました。

 

Q:人のつながりって人生を左右させますね。それで、久々にハリの道にお入りになられて、水は合ったんでしょうか?

 

A:水に合ったどころか、驚きというか感動というか、自分の勉強したいのはこういうことだったのかと改めて確認しました。

先ず古典の『難経』が日常の治療のテキストになっていることに信頼感が増しました。

それから、先輩支部員の先生に実習の患者役として、治療を受けてみて「こんな気持ちのいいハリがあるのか…」と感動したのが、次の信頼感だったかと。

元々ボクはパルス(電流刺激)の振動が苦手だったこともあって、ハリだけで治療できるならと先行きが明るくなったんです。この期に及んで「考える」ようになった気がします。
 

 

 

Q:中澤先生は現在はどのような施術をおやりになっておられますか?お得意の治療をあげていただければ。

 

 

 A:ハリの経絡治療もマスターしつつあるので、患者さんの要望に沿って、ハリと指圧マッサージを使い分けています。

ハリの経絡治療を身につけたことで将来、技術の幅が広がり独立開業するときには大きな自信になると思ってるんです。

 それから…ハリの経絡治療を実践的に学び直したことで、指圧・マッサージにも経絡を踏まえた治療があるのではないかと。

 経絡や経穴(ツボ)の取り方などから、指圧・マッサージの再確認できたことも収穫でした。

 『五十肩』や『ギックリ腰』の肩痛・腰痛治療は自信があります。ハリ灸で治療の幅が確実に広がったと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

Q:なるほど、独立開業するタイミング待ちというところでしょうか!

 

A:近い将来、開業を目標にしています。

 

Q:中澤先生の治療を受けたいという希望の患者さんはどうすればよいですか?

 

A:ボクの携帯電話に連絡いただければ、治療院へおいでいただくということになります。

  保険適用の治療も可能です。

 

 

  ⇒中澤先生の携帯電話番号:080-6060-1172

 

 

[中澤和宏先生のインタビューを終えての感想]

 

中澤先生は拡大鏡を使って、本を読むことがお好きだということで、東洋はり医学会の教科書『経絡治療要綱』の重要箇所を暗記されているとのことです。

気配りの他に記憶力抜群のお力を持っておられるようです。

又、ひとの面倒見が良くて、お酒に酔った同僚を自宅まで送りとどけるのは中澤先生のようです。

札幌支部の中心メンバーとして、存分に手腕を発揮されるものと、お見受けしました。

 

                            

                             

(聞き手:石川幸康)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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